Vol. 61 No. 2 (2024)   プラント·インフラドメイン特集
技術論文
大型浮体構造物のデジタルツインを用いたアセット健全性マネジメントシステムの開発

Development of Asset Integrity Management System Using Digital Twin for Large Floating Structures
松本俊作
Shunsaku Matsumoto
杉村忠士
Tadashi Sugimura
寺田伸
Shin Terada
宮崎智
Satoshi Miyazaki
石井秀和
Hidekazu Ishii
塚原啓介
Keisuke Tsukahara
松本俊作
杉村忠士
寺田伸
宮崎智
石井秀和
塚原啓介
機械学習,情報通信技術,計算機能力,物理計測センサ等の技術進展を背景に,個々の製品やプロセスをデジタル空間に再現し,実世界の設計,製造,制御,保全管理等へ活用する,デジタルツインの実用化が加速している。 三菱重工業株式会社は,エネルギーの安定供給や脱炭素社会の実現などの社会要請を踏まえて,浮体式生産貯蔵積出設備などの大型浮体構造物のデジタルツインとアセット健全性マネジメントサービスの開発にも取り組んでいる。本報では,デジタルツイン技術の概要とアセット健全性マネジメントのためのダッシュボードシステムについて述べる。

三菱重工技報