Vol. 62 No. 2 (2025)   物流·冷熱·ドライブシステムドメイン特集
製品紹介
地球温暖化係数1の冷媒適用,高効率ターボヒートポンプ

High-Efficiency Centrifugal Heat Pump Using Refrigerant with Global-Warming-Potential of 1
三菱重工サーマルシステムズ株式会社
営業部　熱ソリューション営業課
CO2排出量削減,省エネルギーの観点から,排熱を有効利用したヒートポンプの需要が高まっている。また,フロン排出抑制法の指定製品制度により,ターボ冷凍機では2025年度以降,各年度において国内向けに出荷する製品の地球温暖化係数が出荷台数の荷重平均で100を上回らないようにする必要がある。そこで,三菱重工サーマルシステムズ株式会社は低GWP冷媒HFO-1233zd(E)を採用した高温ヒートポンプを開発中である。最高90°Cの温水供給が可能で,熱源水入口10°Cの低温領域までの幅広い排熱を利用することができる。本報では製品の仕様や適用例について記載する。

三菱重工技報