Vol. 61 No. 3 (2024)   マテリアリティ特集
- 三菱重工グループが考える重要課題に対する取組み -
製品紹介

EVトラックとともに省エネとCO2排出量削減を実現するヒートポンプ加温機能付き電動式輸送用冷凍ユニットTEJ35AM

TEJ35AM Electric-driven Transport Refrigeration Unit with Heat-pump Heating System Achieves Energy Saving and CO2 Emission Reduction Together with EV Trucks

担当窓口
 三菱重工サーマルシステムズ株式会社
 輸送冷凍機部 営業課
販売元
 菱重コールドチェーン株式会社

食品や医薬品などの温度管理が必要な商品の輸送において,輸送用冷凍ユニットが取り付けられたトラックは食品流通業界や物流業界で幅広く使用され,食の安全や医薬品の信頼性の確保等に重要な役割を果たしている。 この輸送用冷凍ユニットが取り付けられた車両を含めたトラック輸送全体においては,CO2排出による気候変動への影響が課題でありCO2削減の取組みが進められている。その中で電動化,つまりEVの普及促進は一つの有力な手段である。温度管理が必要な輸送においてもEVのメリットを最大限に引き出すことができる輸送用冷凍ユニットを開発し,EVトラックとの協調を行うことが必要であった。 本報では,国内自動車メーカーの量産型EVトラック向けに三菱重工サーマルシステムズ株式会社が開発したヒートポンプ加温機能付き電動式輸送用冷凍ユニットTEJ35AMを紹介する。