高速炉

実証炉開発の中核企業として、2040年代の国内実証炉実現に向けた開発を主導。ウラン資源の有効利用や高レベル放射性廃棄物の減容化/有害度低減が可能。

三菱重工の高速炉開発

高速炉とは、高速の中性子(エネルギーの高い中性子)による核分裂反応から熱を取り出す原子炉のことです。なお軽水炉とは異なり冷却材として中性子を減速しにくいナトリウムなどの液体金属が主に使われます。
軽水炉での発電を終え、使い終った燃料の中には、再利用できるウランやプルトニウムといった資源が含まれています。これらを回収して再処理することにより、再び燃料として利用し、長期にわたるエネルギーの安定供給に役立てることができます(この一連の流れを燃料サイクルといいます)。
高速炉は核燃料サイクルによる高レベル放射性廃棄物の減容化や有害度の低減、資源の有効利用の効果を更に高めることが期待されています。
三菱重工と三菱FBRシステムズは、高速炉開発の中核企業として、実証炉開発を主導し、高速炉の実用化に貢献していきます。

高速炉の主な特徴

高レベル放射性廃棄物の減容化/有害度低減効果

高レベル放射性廃棄物の減容化/有害度低減効果

安全性を高めるタンク型炉型と3次元免振技術

タンク型炉系は、炉心,1次ナトリウム循環ポンプ,及び中間熱交換器を1つの大きな主容器に収納するもので、主容器内に配置された中間熱交換器が液面からガスを吸い込み,伝熱性能の低下や炉心反応度異常の要因となる,主容器内ガス巻込みを防止することが可能です。

安全性を高めるタンク型炉型と3次元免振技術
安全性を高めるタンク型炉型と3次元免振技術

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