革新軽水炉 SRZ-1200
革新軽水炉 SRZ-1200
2030年代の実用化を目指し、革新技術を採用した世界最高水準の安全性を実現する“SRZ-1200”の開発・設計を推進。
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SRZ-1200のコンセプト
超安全 Supreme Safety
あらゆる自然災害(地震/津波/竜巻など)に対する高い耐性
多重化多様化した安全対策により万一の事故時においても放射性物質を閉じ込めて影響を発電所敷地内に限定
大規模航空機衝突やサイバーテロなどの外部脅威に対しても高度なセキュリティ対策でプラント安全機能を防護
地球に優しく Zero Carbon & Sustainable
発電過程でCO₂を排出しないカーボンフリー電源
電力需給状況に応じた高度な調整力を備え再生可能エネルギーと共存し、持続可能なカーボンニュートラル社会の実現に貢献
大規模な電気を安定供給 Resilient Light Water Reactor
準国産エネルギーとして、国際情勢や天候に左右されず、人々の暮らしを支える電気を安定的に供給
これらの特長を有する軽水炉の究極型(Z)・・・それが、SRZ-1200 です
名称のSRZ にはそれぞれ以下の意味を込めています
S : Supreme Safety(超安全)、Sustainability(持続可能性)
R : Resilient(しなやかで強靭な)light water Reactor(軽水炉)
Z : Zero Carbon(CO₂排出ゼロ)で社会に貢献する究極型(Z)
(1200 は発電出力1200MW 級を表しています)
SRZ-1200の主な特徴
溶融炉心対策 コアキャッチャー
万一の炉心溶融時でも溶融炉心を重力注水により冷却して保持、CV破損と外部への放出を防止するシビアアクシデント時の専用設備コアキャッチャー
航空機衝突対策 二重構造の格納容器
様々なテロにも耐えうる強靭な遮蔽機能と、放射性物質閉じ込め機能を両立する二重構造の格納容器
- 遮蔽機能:一般的巡航ミサイルのコンクリート貫通能力約1mの2倍を想定した外部遮蔽壁
- 閉じ込め機能:高張力鋼板を用いたHHCV*を採用した耐圧、対漏洩機能閉じ込め強化
- Hybrid High-tensile steel Containment Vessel