マイクロ炉
原子力発電エネルギー

革新的なマイクロ炉の実現に向けた挑戦

三菱重工業は、多様化する様々な社会ニーズに応える為、原子力技術を活用した新たなソリューションを開発しています。マイクロ炉は、主に以下の特徴を備えることで、離島や山あいなどの人口が少ない地域では、大規模発電所の電力に頼らない小規模グリッドでの電力を供給し、また、近年多発している気象災害や地震など災害時の電力供給や、ビックデータなどの情報社会を支えるためのデータセンター、宇宙利用など、これまでにない用途／場所で利用可能な電力源としての活用を目指しています。

マイクロ炉の特徴

■クリーンエナジー
カーボンフリーな約300kWeの電源と、約1MWtの熱源を、1モジュールで供給。

■デジタルツインシステム
デジタルツイン技術による複数設置時の統合管理や遠隔管理

■クイックデリバリー
セミオーダーのような短納期、搬送可能なコンパクトサイズ、冷却水源に依存しない設置場所。

■パッシブセーフティ
高い除熱性能をもつ高配向性グラファイトにより自然冷却のみで安全に冷却するシステム。

カーボンニュートラル社会に向けて

三菱重工業では、飛躍的に安全性を向上させた次世代PWRの開発を進めるとともに、さらにその先を見据え、今回のマイクロ炉に加えて、小型軽水炉、高温ガス炉といった将来炉の開発も推進します。今後も、多様化するニーズに応えるべく、原子力技術で社会に貢献していきます。

マイクロ炉紹介動画