Vol. 63 No. 1 (2026)   新製品·新技術特集
技術論文

感度情報を活用して性能·強度を同時に最適化するターボ機械の翼設計

Turbomachinery Blade Design that Simultaneously Optimizes Performance and Strength Using Sensitivity Information

谷口直
Nao Taniguchi
神坂直志
Tadashi Kanzaka
Tom Verstraete
Mohamed Hassanine Aissa
Arnaud Châtel
谷口直
神坂直志
Tom Verstraete
Mohamed Hassanine Aissa
Arnaud Châtel

ターボ機械の翼形状は空力性能と翼強度に強いトレードオフがあり,両者を満足させる形状設計の難度が高い。それを受けて,三菱重工業株式会社では,形状最適化手法の一つであるAdjoint法を用いた性能·強度同時最適化技術を開発し,翼強度を維持しつつ高性能なターボ機械の翼設計を可能とした。また,性能·強度の感度情報を元にした設計パラメータの追加により,最適化における解の探索範囲を効果的に拡大し,更なる高性能化を実現できる見通しを得た。本報では,遠心圧縮機の翼に対して開発した技術を適用し,翼強度を維持しつつ高性能化を達成した事例を紹介する。