Vol. 63 No. 1 (2026)   新製品·新技術特集
技術論文

屋外1km以上先へ安定送電するレーザ無線給電システムの開発

Development of a Laser Wireless Power Transmission System Achieving Stable Power Delivery Beyond 1 km in Outdoor Environments

太田早紀
Saki Ota
竹内良昭
Yoshiaki Takeuchi
山口賢剛
Kengo Yamaguchi
万戸雄輝
Yuki Mando
神原信幸
Nobuyuki Kamihara
太田早紀
竹内良昭
山口賢剛
万戸雄輝
神原信幸

レーザを用いた光エネルギー伝送は,離れた場所に指向性良くエネルギーを供給できる方法である。しかし,一般に地表面に近いほど大気のゆらぎ(擾乱)の影響を強く受けてレーザビームがゆらぐことから,特に日中の大気擾乱が大きい場所では伝送効率が低下する。これに対し,受光側で拡散透過型ガラスを用いたホモジナイザによる照度均一化,反射板による光の閉じ込め,平準化電気回路の適用等の対策を実施した。この結果,大気擾乱の影響を低減することができ,1kWの近赤外レーザを用いて屋外1km先への150W伝送を実証した。