三菱重工グループは,2021年10月に"MISSION NET ZERO"を掲げ,2040年までに事業活動によって排出するCO2をNet Zeroとすることを目標とする。本取組みでは,事業活動からの主たる排出源である工場を対象に,科学的アプローチにより,需要側のCO2排出量原単位の最小化を図り,それが実現可能な手段を具現化し,その上で供給側のエナジートランジションを実現していく。本報では,需要側CO2排出量原単位の最小化に焦点をあて,従来比約50%削減した事例を紹介する。今後本取組みをショーケースとして,"エンジニアリングから機器設置,O&Mまでトータルで"当社グループ製品やサービスを提供し,世界のカーボンニュートラルの達成に貢献する。