Vol. 58 No. 1 (2021)   新製品·新技術特集
技術論文
蒸気タービン保全における複雑形状翼溝部の高効率·高精度超音波探傷技術

High-efficiency and High-precision Ultrasonic Techniques for Complex Shaped Blade Grooves for Steam Turbine Rotor Maintenance
上林正和
Masakazu Kamibayashi
浦田幹康
Mikiyasu Urata
増田拓郎
Takuro Masuda
杉田亮輔
Ryosuke Sugita
岡田好司
Koji Okada
中島充詞
Atushi Nakajima
上林正和
浦田幹康
増田拓郎
杉田亮輔
岡田好司
中島充詞
蒸気タービンロータの低圧段においては,長期運転に伴い動翼を植込む翼溝部での応力腐食割れ発生による動翼飛散のリスクが潜在している。当社グループでは,加工形状が複雑となるアキシャルエントリー型の翼溝部に対して,動翼を抜き取らずに翼溝部に生じる微細な応力腐食割れを検出·識別するための超音波探傷技術を開発している。本報では特殊な翼溝加工形状やディスク形状にも対応できる超音波検査技術の概要及び検査事例を紹介する。