近年,国内では,低炭素化社会の実現,ストックマネジメントの観点から,老朽化したごみ焼却施設の省エネ化·延命化を目的とした基幹的設備改良工事が進められている。三菱重工環境·化学エンジニアリング(株)では,"いわき市北部清掃センター"において,CO2排出量削減を目的として,排ガス再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)と高度安定燃焼制御を組み合わせた最新低空気比燃焼システム(EGR-PLUS®),及び小型発電機を導入した基幹的設備改良工事を実施した。本報では,工事概要及び工事後の運転状況について紹介する。