三菱重工環境·化学エンジニアリング(株)は,都市ごみ·下水汚泥などの廃棄物処理施設の開発,設計·製作,据付及びアフターサービス·運転管理を行っている。当社は,社内外の多種多様な情報をAI(Artificial Intelligence)·IoT(Internet of Things)により一元管理し,社内外を問わず,適切に活用していくことを基本戦略としている。また,2018年度から横浜市におけるごみ焼却施設(横浜市資源循環局 都筑工場)の運転·発電データにAI·IoT技術を活用し,横浜市と情報を共有するための共同研究を進めている。本報では,当社の遠隔監視·運転支援システムの現状とその高度化に関する取組み状況,そして,それらも活用した横浜市との共同研究の概要について述べる。