Vol. 52 No. 4 (2015)   新製品·新技術特集
技術論文

構造最適化技術を用いた設計開発プロセスの革新

Innovation of a Design and Development Process using Structure Optimization Technology

中馬康晴
Yasuharu Chuman
勝浦啓
Hiroshi Katsuura
岡藤孝史
Takashi Okafuji
中馬康晴
勝浦啓
岡藤孝史

近年のコンピュータの能力向上により,FEM解析を多数回自動で繰り返し実行し,構造形状を最適化する技術が実用段階に来ている。これまで当社の様々な製品,荷重条件,製造条件に対応すべく,それぞれに適した構造最適化のノウハウを構築し,また,独自のツール開発も進めている。構造最適化技術を適用することで,設計初期段階で最適構造を決定することができ,後戻りがない設計開発プロセスを構築することができる。また,全く新しい構造コンセプトが立案されることも多く,また,大幅な重量低減も期待できる技術である。