造船現場における熟練作業者の技能伝承は大きな課題になっているが,溶接技能に頼らない,省人化技術での生産性確保の必要性もさらに高まってきている。その一つの手段として溶接作業のロボット化があるが,造船現場においてそれを実現するためには,多種多様の溶接対象に即応した溶接ロボット用ジョブデータをいかに簡単に早く正確に作成できるかに左右される。当社では造船3D-CAD MATES(Mitsubishi Advanced Total Engineering system of Ships)で生成した3Dモデルから溶接ロボット用ジョブデータを生成する自動オフラインティーチングシステムを開発し,溶接ロボットシステムとして造船現場への適用を成功させたのでこれを紹介する。