Vol. 47 No. 4 (2010)   自動車関連技術特集
技術論文

自動車用エンジンのダウンサイジングに貢献する電動スーパーチャージャの開発

Development of Electric Supercharger Contributing to the Downsizing of Automobile Engine

山下幸生
Yukio Yamashita
茨木 誠一
Seiichi Ibaraki
住田邦夫
Kunio Sumida
惠比寿幹
Motoki Ebisu
安秉一
Byeongil An
荻田浩司
Hiroshi Ogita
山下幸生
茨木 誠一
住田邦夫
惠比寿幹
安秉一
荻田浩司

環境保全とドライバビリティーの両立を目指し,自動車用エンジンには高度な制御が要求され,電動化が進展している.過給用コンプレッサを排ガスタービンやベルト駆動に替わり高速モータで駆動する電動スーパーチャージャは,モータの高速応答性をいかしたターボラグ解消,自然吸気エンジン並みの燃費,エンジンのダウンサイジングを実現できる手段として,実用化が期待されている.今回,当社で開発した電動スーパーチャージャの単体試験によって,2kW-140000rpmのコンプレッサ負荷作動点への加速時間が1.0secとなる高速応答を確認できたので,これを紹介する.