"きぼう"(JEM)は,国際宇宙ステーション(ISS:International Space Station)の一部を構成する日本の実験モジュールであり,日本初の有人宇宙施設である.当社担当部分である,船内保管室(補給部与圧区) 及び船内実験室(与圧部)が2008 年3月及び6月に打ち上げられ,地上約400 km 上空の宇宙ステーション本体への取付け及び初期起動が順調に完了し,日本初の長期有人運用が開始された."きぼう"は,世界最大の宇宙与圧空間を提供し,非常に綺麗な仕上がりで,かつ,取付け·起動に関するトラブル数が非常に少なかったとの評価を得ている.8月からは"きぼう"内で本格的な宇宙実験が開始されており,今後10 年間以上にわたって宇宙で使用される.