Vol. 42 No. 3 (2005)   発電技術特集
特集 技術論文

5mから15mの配管探傷が瞬時に行える"ガイド波による探傷監視システム"

Guided Wave Pipe Inspection and Monitoring System

黒石卓司
Takashi Kuroishi
椎橋 啓
Akira Shiibashi
西村宣彦
Nobuhiko Nishimura
坂田文稔
Fumitoshi Sakata
松本拓俊
Hirotoshi Matsumoto
青木清隆
Kiyotaka Aoki
黒石卓司
椎橋 啓
西村宣彦
坂田文稔
松本拓俊
青木清隆

近年,給水配管等の減肉を対象とした検査においては検査対象範囲全域の保温撤去·復旧と,膨大な点数のUT検査を実施している.このように膨大な点数の検査を効率的に実施する新しい検査方法として,ガイド波といわれる超音波特性をいかし,1つのセンサで広範囲の配管検査が可能となる探傷監視システムを開発した.本技術により,保温や足場の撤去·復旧工事の大幅な削減が可能となり,かつ気軽にいつでも計測できるようになった.本論文では,同システムによる探傷試験結果と火力プラントにおける適用要領について紹介する.