Vol. 42 No. 2 (2005)   モノ作りを支える機械と技術特集
特集 技術論文

画期的混合生産方式を導入した航空機ドアセンターの構築

Introduction of Aircraft Door Center that Applied Epoch-making Flexible Manufacturing System

米田孝幸
Takayuki Yoneda
曽田哲也
Tetsuya Soda
米田孝幸
曽田哲也

民間航空機用ドアの受注が増加し種類も多くなっている中,一方では受注競争に勝ち抜くために従来の組立工法から脱却した画期的なコンセプトを導入する必要があった.各種協議の結果,混合生産やハンドリングの効率化,フレキシブルなレイアウト等の特徴を持ったドアセンターと呼ばれる小物組立から完成した製品の梱包出荷までを結ぶ一貫ライン構想を確立することができた.現在までに2機種3種類のベースとなる混合組立ラインの整備を完了しており,その基本的なコンセプトと効果について紹介する.