飲料·食品容器は利便性,コスト面からペットボトル化が急速に進み,現在総容器の50 %以上を占めるまでになっている.一方,金属缶やガラス壜と比較するとガスバリア性が低く,酸素浸入による内容物劣化·炭酸ガスの損失等,品質の保持に劣るという欠点があり,各種のガスバリア性向上技術が開発されている.
当社はプラズマによりガスバリア性の高いDLC(Diamond Like Carbon:ダイヤモンドの物性に類似した炭素)膜をボトル内面に成膜する,世界最高レベルの高生産性と高ガスバリア性を実現したDLCコーティング装置(注)を開発したので紹介する.