Vol. 40 No. 3 (2003)   人に優しい陸上交通システム特集
特集 技術論文

フリーフローETCシステムの開発と今後の展開

Development of Free-Flow ETC System and The Future

花畑 武
Takeshi Hanabata
早川祥史
Yoshifumi Hayakawa
菱川繁博
Shigehiro Hishikawa
田中将憲
Masanori Tanaka
花畑 武
早川祥史
菱川繁博
田中将憲

今回開発したフリーフローETCシステムは,都市高速道路が持つ次の課題,①都市中心部での渋滞緩和,②沿道環境の問題改善,③料金所新設時の用地確保,④料金体系の多様化への対応などを目的として開発した料金収受システムである.平成14年7月から,阪神高速道路公団向け乗り継ぎETCシステムとして供用を開始しており,平成14年度末には特定区間課金ETCシステム,そして神戸市道路公社のETCを経由した乗り継ぎETCシステムを順次展開する.またロードプライシング制度などにも対応容易なシステム構成としており,無人化対応システムとして,都市高速だけでなく,他の道路公団·公社向けにも適用可能なシステムである.