Vol. 41 No. 4 (2004)   未来を守る地球環境特集
特集 技術論文

ごみ焼却発電による地球温暖化対策への貢献

Contribution of Waste to Energy Technology to Global Warming

田熊昌夫
Masao Takuma
貝原裕二
Yuuji Kaihara
山田明弘
Akihiro Yamada
田熊昌夫
貝原裕二
山田明弘

地球温暖化対策推進大綱の追加新エネルギー対策に基づき,国内では2010年度までに廃棄物発電を417万kW導入する目標であるが,本報告ではこれに対応した当社の廃棄物発電技術について述べる.特に,ごみ焼却発電用ボイラの高温高圧化により発電効率を向上させる取組と実績や,次世代ストーカ炉酸素リッチ燃焼システムによる熱回収率向上,亜酸化窒素発生抑制,プラズマ灰溶融炉の消費電力低減等について概説し,当社廃棄物発電技術の地球温暖化対策への貢献についてまとめる.