ものづくりの基礎を深化・探索するために必要な技術
2-1-1. AMによる新しい製造・設計技術
- 3次元積層造形技術にて複雑形状の金属部品を高精度、高速に製造可能な技術
- 大型部品、大入熱3次元積層造形プロセス(WAAM、DED)における組織/変形/ひずみシミュレーション
- 微細複雑形状部品の低コストな表面改質技術(電解研磨、流体研磨等)
- AMにより生じた金属粉末や端材の低コストなリサイクル技術
- 化学組成、溶融凝固プロセス、熱処理、破壊挙動を解析により再現することで、所定の強度や特性が得られる材料予測技術を用いたAM用材料開発
- 3Dスキャンデータから高品質な3Dプリンタ造形モデルを生成・修復するAI技術
2-1-2. 高生産性に繋がる製造時の計測・シミュレーション技術
- 製造プロセス安定性評価・設備不具合予兆検出を可能とするインプロセスモニタリング技術
- 高精度製造を実現する製造プロセスシミュレーション技術(高速・高精度な変形解析、施工パス最適化、加工びびり評価)
- 油種と洗浄剤成分の組合せから洗浄率を予測する技術
- 洗浄条件から金属表面付着油の除去効率を予測する技術
2-1-3. セラミックス・複合材の特性把握技術
- 複雑形状基材上に施工された多孔質皮膜の非破壊剥離・熱伝導率推定技術
- セラミックス基複合材料の破壊挙動を把握するためのIn-situ 観察技術
- 先進複合材製造における溶融金属の含浸プロセス技術開発
- セラミックス成形体密度の的確な予測を可能とする粉体充填簡易モデリング
- セラミックス溶射皮膜のin situ膜厚計測技術(溶射パス間インターバルで膜厚計測:溶射直後で熱膨張している分を補正するなど必要)
- 複合材接着構造の長期信頼性予測技術
2-1-4. 鋳造品の高生産性に繋がる製造時の計測・シミュレーション技術
- 鋳鋼・鋳鉄品の溶湯流れ可視化技術
- 鋳造凝固時における鋳物変形予測技術
- 鋳造用発熱・保温材の熱物性計測技術
2-1-5. 複合材の高生産性に繋がる製造時の計測技術
- 熱可塑複合材のプレス成形過程での型内面圧分布の計測技術
- 熱可塑複合材の融着プロセスにおける融着面温度の計測技術
- 粉末射出成形材料の粒子分散状態の計測・評価技術
- 大面積に適した複合材の高能率接着前処理技術
2-1-6. IoT・AIによるモニタリング・非破壊検査・分析技術
- コーティング(塗装、めっき、溶射:どれでも可)と基材の間の浮き上がりに関する非破壊検査技術
- 脱炭素関連製品・システムから発生するガス成分の安価なオンライン分析技術
2-1-7. 高温・特殊環境下の温度・圧力・振動・ひずみ計測技術
- 曲面を有するセラミックス溶射皮膜の超高温環境下の2Dひずみ計測技術
2-1-8. CO2転換、温室効果ガス低減技術
- CO2を用いた、将来市場でのニーズが高い有価物への高効率転換技術
- CO2以外の排ガス中希薄GHG(メタン等)の低温下低減技術
2-1-9. 化学反応装置設計技術
- 物理工学技術を適用した化学反応装置の低温化・低圧化・コンパクト化技術
2-1-10. ガス分離技術
- エネルギー関連合成、環境対応除去プロセスでの特定物質の選択除去が可能な、高温対応の膜に関する開発、製造技術
2-1-11. 水素製造技術
- 低温排熱を利用した水素発生触媒・機能材の開発・製造技術
- 安価な材料を用いた電解用電極材料の開発・製造技術
2-1-12. 情報科学と融合した化学分析・評価・製造・設計技術
- データ蓄積とAIと連成する、情報科学を活用した化学分析技術
- 情報科学(AI,データマイニング)、シミュレーションを活用した触媒・機能性材料の性能予測及び寿命評価技術
- プロセスインフォマティックスを活用した、新規エネルギー、環境向け触媒、機能材の製造技術
- データ蓄積とAIと連成する、情報科学を活用した化学プロセス仕様・運転条件の最適化技術