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パフォーマンスデータ:イノベーション・マネジメント

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研究開発の状況

研究開発費 単位 2012 2013 2014 2015 2016 対象範囲
総額 億円 1,200 1,385 1,455 1,506 1,607 グループ
分野別内訳 エネルギー・環境 億円   500 575 535 516  
交通・輸送 億円   117 169 266 450  
機械・設備 億円   201 215 260 312  
防衛・宇宙 億円   479 400 354 214  
共通 億円   88 97 92 115  
売上高比率 4.3 4.1 3.6 3.7 4.1 グループ
従事する社員数 約1,300 約1,300 約1,300 約1,300 約1,300 グループ

オープン・イノベーション

オープンイノベーション事例1 事例 米国の大手電力会社Southern Companyと共同で、火力発電所のCO2回収プロセス(KM-CDR)の実証試験を実施しました。
実証試験結果は評価され、R&D100を受賞しました。(2015年11月)
効果 三菱重工はCO2回収技術を25年以上研究開発しています。今回の実証ではパートナーであるSouthern Company保有の石炭焚発電所排ガス実証により、開発期間を大幅短縮しました。さらにCO2回収日量500トン(実証)から日量5,000トン規模(商用)への10倍のスケールアップを約5年で達成しました。本共同開発により、開発・製品化サイクルの数倍規模の短縮化が図られたと考えます。
その他インパクト 開発したCO2回収プロセスの技術は、米国テキサス州にある NRG Energy 保有の石炭火力発電所「W.A. Parish発電所8号機」に適用し、世界最大のCO2回収量(日量4,776トン)実現に繋がりました(2016年12月29日から運転開始)。さらに、地球温暖化防止への貢献として、CO2回収技術の普及により、2050年までに全CO2排出低減量の14%の貢献が期待されています。
オープンイノベーション事例2 事例 元駐日大使のJohn V. Roosが設立した米カリフォルニア州に拠点を置くベンチャーキャピタル会社(Geodesic)に対して、投資ファンドである「Geodesic Capital Fund」に出資しました。
効果 シリコンバレーを中心とした当社事業と親和性のあるスタートアップ企業との橋渡しをしてもらいます。
その他インパクト Geodesic社が主催するベンチャー紹介イベント、セミナーを通じて、IoT、AI、Security等の先進技術情報の入手や当社製品適用等を検討していきます。
オープンイノベーション事例3 事例 三菱重工のマーケティング業務では、世界約130のサイトから週に約2,000件のニュース等の社外情報の収集分析を行い、研究開発や経営判断の重要指針としています。ニュース情報の収集業務には、オープンソースである「Scrapy」を活用し、自動化しています。また、収集した記事の中から、当社にとって有用な情報をAIで一次スクリーニングすることで、業務の効率化を図っています。AIには、FRONTEO社の技術「KIBIT」を導入、同社エンジニアと試行を行いながら活用プロセスを確立し、実用化しました。
効果 FRONTEO社の技術を導入することで十分な精度が得られ、実用化を3ヵ月で達成しました。これにより、従来一週間かけていたニュース収集分析作業が3日で完了することができました。
その他インパクト 効率化で生まれた時間とリソースを活用し、ニュースの背後関係や関連情報の調査等、質向上に充てる運用に変更しました。

プロセスのイノベーション

プロセス・イノベーション事例 事例
効果
バリューチェーン革新活動としてすべての事業領域において製品またはサービスの価値の最大化に取り組んでいます。例えば、再生エネルギー分野では、製造プロセスの革新を推進中であり、製造工程改善と生産管理システムの高度化により、製造リードタイムを約1/2に短縮することでコスト低減およびエネルギー消費の低減を図りました。

環境面のイノベーション

環境面のイノベーション事例 事例
効果
冷熱:
小容量クラスでは世界初の新冷媒「HFO-1233zd(E)」を採用した次世代型ターボ冷凍機「ETI-Zシリーズ」を発売しました。同冷媒は温室効果が小さく、また、高速モーター直結型の圧縮機の採用によって駆動に伴うエネルギー損失を減らし、クラス最高レベルの省エネ性を達成しています。

新興市場における研究開発

新興市場における研究開発の状況 三菱重工は、欧州、アジア、米国に6ヵ所のグローバルR&Dセンターを設置し、グローバルの市場ニーズと、最先端の技術シーズを発掘するため、海外顧客・研究機関との関係構築と事業機会創出活動を推進しています。

新興市場における製品の適応

新興市場の特性に適応するように生み出した製品の事例 中小型ガスタービン:
電力送電網の弱い新興国では、小規模の分散電源の要望が強いです。当社の中小型ガスタービンであるH-25(出力:28~42MW)(注)は、小規模ながらも高効率・高品質な製品であり、新興国のニーズに適合し、多くの需要があります。2016年度は、中国、インドネシア等で受注実績があります。

(注)比較として、通常、先進国市場向けの大型発電用ガスタービンは出力200~300MW超

冷熱:
エアコンの市場が立上り~成長段階にある東南アジア新興国において、一般家庭での「夜寝るときだけ涼しく過ごしたい」というニーズを満たすため、小型・普及機種の専用RACを投入し受注を獲得しています。電力供給が不安定な地域においても、インフラへの負荷が小さく済んでいるという副次的なメリットもあると推定しています。
先進国 2.2kW~ vs アジア専用小型機 1.5kW

新興市場における生産性向上

新興市場の工場における国際的な環境・社会基準への適合 三菱重工グループの各種の方針・基準をグローバルに適用しています。具体的には、
  • 環境、品質に関しては、ISO14001、ISO9001の取得を促進しています。
  • CSR、コンプライアンスに関しては、社の方針、規則を適用しています。
  • 内部監査による確認、指導を定期的に実施しています。
新興国工場への技術導入 日本の工場の高度な機械加工・組立等の生産技術をそのまま段階的に移管することにより、高品質な生産能力とコスト競争力を両立しています。こうした取り組みは高品質が求められる製品を含めて、さまざまな事業で導入しています。
以下の主要火力製品では、ライセンス供与という形で技術導入を進めています。
ガスタービン:中国・韓国メーカ
蒸気タービン:中国・インドメーカ
ボイラ:中国・インドメーカ
脱硝・脱硫:中国・インドメーカ
新興国工場における労働者の生産性向上の取り組み 日本の高品質を保つための小集団活動の移植、日本からの教育エンジニア派遣、日本国内でのトレーニング受け入れ等により、熟練技能者を育成しています。

ベトナムの航空機部品製造会社の事例では、製造技術の習得を図るため、会社内に技能スクールを有し、日本人教官がベトナム人従業員への指導・訓練を行い、人材育成を図っています。現場でのOJTにも取り組んでおり、技術の早期習得に努めています。また、ベトナム人従業員の日本(大江工場)でのOJTも行うなど、技能習得のための相互交流を図っています。
新興国工場における調達契約や在庫水準のレビュー 冷熱:
新興国を含む各国で代理店を通じた製品販売を行っていますが、各代理店からの注文を受け付けるに当たっては当該代理店の在庫状況や各国での需要状況も確認し、代理店での在庫が滞留しすぎないような管理を行っています。

CSRへの取り組み