Vol. 63 No. 3 (2026)   デジタル特集
技術論文

宇宙開発を加速!AR活用による並行作業化で作業期間が半減

Halve the Work Time through Parallelization of Tasks Using AR

秋山亜久里
Aguri Akiyama
堀井聖
Satoshi Horii
池田直人
Naohito Ikeda
黒田圭
Kei Kuroda
石上裕聖
Yusei Ishigami
二井祐二
Yuji Nii
秋山亜久里
堀井聖
池田直人
黒田圭
石上裕聖
二井祐二

宇宙システム製品の艤装作業では,図面や手順書の確認に多くの時間を要している。これを解決するため,2022年度よりDI本部と連携し,AR(拡張現実)技術の適用に向けた開発を進めてきた。"ARグラスを活用した指示方法の切替え"と"パイプモックアップを用いた模擬作業環境の構築"を組み合わせたアプローチを提案した。結果として,作業時間が半分に削減され,若手でもベテランと同様の作業品質を担保できることを確認した。また,パイプモックアップを用いることで,艤装作業と並行して改善活動·教育を行うことができるようになり,部門間の連携強化や問題点の早期発見·解決が促進された。今後は実用に向けて3Dデータ取得,人材育成,ARグラスの入手性といった課題の解決を進めていく。