Vol. 48 No. 1 (2011)   新製品·新技術特集
技術論文
環境に配慮した我が国初の埋立·桟橋ハイブリッド構造 羽田空港Ｄ滑走路建設プロジェクト

Haneda-Airport D-runway Construction Project that Adopts Environment-Friendly Reclamation and Pier Hybrid Structure for the First Time in Japan
冨田昇
Noboru Tomita
今野貢
Susumu Konno
服部圭二
Keiji Hattori
合田祥昭
Yoshiaki Gouda
岩崎泰
Yasushi Iwasaki
上林正和
Masakazu Kamibayashi
冨田昇
今野貢
服部圭二
合田祥昭
岩崎泰
上林正和
羽田空港Ｄ滑走路の建設は,我が国初の埋立·桟橋ハイブリッド構造が採用され,３年半の短工期,設計耐用年数100年,将来の維持管理負担の軽減が求められた.当社は,桟橋部鋼製ジャケット上部50基ほか５万トンの工場製作及び連絡誘導路の現地工事を担当した.工場製作では,橋梁,LNGタンクなど従来の製作技術に加え,深溶け込みＳＡＷ工法,フェイズドアレイ方式自動超音波探傷法,海洋環境下における重防食仕様の本格採用など新技術を開発·実用化し,現地工事では,潮位差を利用した台船架設工法の採用などにより,大量の大型鋼構造物を高品質·短工期での連続施工を果たした.