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Press Information

稲わらなどから国産バイオ燃料を低コストで製造できる技術を確立
ソフトセルロース利活用プロジェクト

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【バイオ燃料製造実証施設】

 これらにより、JASOに適合するバイオ燃料が安定して製造可能であることを確認するとともに、稲わらや麦わらを原料に使用した場合の最適運転条件を検証した。また、実証結果をもとに、兵庫県内に実用機規模のエタノールプラントを設置した場合の試算を実施。原料の収集・運搬からエタノールの製造までに亘るすべてのランニングコストについて、目標とされていた1リットル=90円未満を達成できる見通しを得た。

 稲わらなどからバイオ燃料を製造する今回の技術は、単に石油燃料の代替としてのみならず、穀物の価格高騰の誘因となる食料とエネルギーの競合問題を解消する技術として、また、メタンなど温室効果ガスの排出源となる未利用資源を有効利用する技術として、各方面から期待を集めている。これまでは生産効率が悪く、製造に大きなエネルギー消費を必要とするなどの難点があったが、こうした問題を解消すべく取り組んだ事業として今回の実証は画期的であり、大きな前進を見た。
 また、当社が実証を行った、ソフトセルロースから糖を取り出す技術は、エタノール用途のみならず、バイオプラスチック製造などの基礎原料を作り出す技術としても注目されており、今回の成果は国内外から関心を集めることが期待される。

 今回整備した実証施設はこれからも、わら以外の原料の適用性やエタノール以外の用途での開発を進める国内外の事業者向けなどに稼働させていく予定。当社は今後も、国内外の企業・研究機関などと連携してバイオエタノールをはじめとするバイオリファイナリー商業用技術の早期確立に取り組み、独自の技術をベースにした試験機および実用機の受注を目指していく。

※1 ソフトセルロース=稲わらや麦わらといった植物原料の一種。
※2 バイオリファイナリー=植物原料からエタノールなどの燃料や樹脂などの化学品を製造するプラントや技術のこと。 

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