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国内向け陸上風力発電設備に係る事業の譲渡についてJパワーと基本合意

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◆ Jパワーの発電事業者としての事業基盤に、三菱重工の豊富な風車技術と知見を融合し、お客様へこれまで以上の価値提供を目指す

三菱重工業は、電源開発株式会社(本店:東京都中央区、以下、Jパワー)に「国内の陸上風力発電設備に係る事業(以下、対象事業)」を譲渡する協議を開始することについて、Jパワーと基本合意書を締結しました。今後、対象事業の譲渡に必要な条件について両社間で合意でき次第、最終契約書を締結し、2026年4月1日を目途に譲渡完了を目指します。

三菱重工は1980年代に国内で初めて大型風力発電タービンの製造事業を開始して以来、40年以上にわたり豊富な風車技術の知見を蓄積してきました。これまでに国内をはじめ北米を中心とする世界11ヵ国に4,200基のタービンを納入し、アフターサービスも継続的に提供してきました。今回の事業譲渡に伴い、三菱重工がこれまで培ってきた専門能力をより広い領域で最大限発揮できるものと考えています。

Jパワーは、国内における電力の安定供給と気候変動問題への対応を両立すべく、風力発電事業開発に取り組んでいます。また、Jパワーグループは、電力の安定供給に貢献するとともに、2021年2月に公表したJ-POWER “BLUE MISSION 2050”(注)に掲げるカーボンニュートラルの実現に向けて挑戦しています。風力発電事業は、2000年には国内でいち早く大規模商用ウィンドファームを稼働させ、風力発電設備の国内シェアは第2位となっています。

今回の対象事業の譲渡は、Jパワーの発電事業者としての事業基盤に、三菱重工の風力事業がこれまで培ってきた知見が加わることにより、今後のJパワーの風力発電事業および風力発電にかかわるサービス拡大のための基盤強化と更なる成長をもたらすものです。お客様にこれまで以上の価値を提供するだけでなく、同事業に従事する社員に新たな価値と飛躍の機会を提供することができるものと確信しています。

三菱重工グループは、「2024事業計画」で掲げるポートフォリオ経営強化の方針に基づき、事業構成の最適化に継続的に取り組んでいきます。


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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