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◆ 三菱重工のワンストップソリューションにModius社のデジタルサービスを統合
◆ データセンターの可視性向上、運用効率の改善、エネルギー消費の最適化を実現
三菱重工業は、米国Modius社(Modius Inc.)と、データセンターの効率的な管理を可能にするDCIM(注1)ソリューションの提供に関する契約を締結しました。発電、配電、冷却、制御技術と組み合わせた当社のワンストップソリューションにModius社のDCIMプラットフォームを加え、データセンターの最適な運用を支援する統合ソリューションを提供します。今回の協業は、三菱重工グループが推進するパートナリングの一例であり、これからもグローバルにパートナーづくりを展開していきます。
Modius社が提供する「OpenData® DCIMプラットフォーム」は、データセンターの設備を効率的に管理して、稼働率の向上とエネルギー効率の改善を実現します。DCIMプラットフォームは、これまでに世界250カ所以上の導入実績があります。「OpenData® AI/MLモジュール(注2)」は、リアルタイムでの異常検知と運用監視を可能にし、データセンターにおけるエネルギーの管理・運用をさらに最適化します。AIの活用で異常を早期に検知して、オペレーターによる問題解決を支援し、機器やシステムのダウンタイムを最小限に抑えてエネルギー効率の最適化を実現します。
今回の協業により、当社のワンストップソリューションのポートフォリオを強化し、高い信頼性を確保しつつ、エネルギー効率を重視したデータセンターの運用を求めるお客様のニーズに応えます。データセンターの運用を最適化することで環境負荷を抑え、持続可能なデータセンターの構築に貢献します。
当社データセンター&エネルギーマネジメント部長の五味 慎一郎は、「当社は強みである発電と冷却システムをワンストップで提供することにより、持続可能でエネルギー効率の高いデータセンターソリューションの提供に注力しています。Modius社のDCIMプラットフォームを加えることで、次世代データセンターの包括的な監視・運営・最適化を求めるお客様に対し、より高度なデジタルサービスを提供していきます」と述べています。
Modius社のCraig Compiano社長は、次のように述べています。「三菱重工のグローバルなプレゼンスと、当社が掲げるデータセンターの高効率化という使命は戦略的に非常に高い親和性を持っています。三菱重工と共にデータセンターの運用最適化、エネルギー効率改善を目指し、DCIMと三菱重工の先進的な技術を融合させたソリューションを世界中に展開できることを大変嬉しく思います」。
三菱重工グループは、脱炭素化された発電、信頼性の高い電力供給、高効率な冷却システム、そして統合管理を可能にするデジタルソリューションを組み合わせることで、持続可能なデータセンターの構築を支援しています。設計段階から導入後まで、データ解析に基づく実用的なソリューションとサービスを通じて、お客様の課題解決をサポートしていきます。
- 1DCIMは、データセンターインフラ管理(Data Center Infrastructure Management)の略。データセンターの機器や設備の情報を管理・活用して、データセンターの運用最適化を支援します。
- 2OpenData® AI/MLモジュールは、オープンデータを活用したAIやML(Machine Learning、機械学習)の機能を提供するモジュールやプラットフォーム。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
詳しくは:
- 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
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