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米国にデータセンター事業の新たな推進力となる拠点を設立
最先端技術を活用してグローバル市場に向けた次世代の製品開発を加速

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三菱重工業は、米国のデータセンター市場における業界大手企業および先端テクノロジー企業との連携強化を目的に、データセンター事業の新たな戦略・事業拠点をテキサス州ダラスに設立しました。

当社の今後の成長分野の一つであるデータセンター事業は、長年にわたって培った広範なインフラ事業の経験に裏打ちされた先進技術を活用し、電力・冷却・デジタルソリューションを統合した「ワンストップソリューション」を提供しています。

ダラスの新しい拠点は、米国三菱重工業株式会社(Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.:MHIA、本社:米国テキサス州)の一部門として、世界最大の市場である米国をはじめとしたグローバル市場に向け、次世代の製品開発を加速させるものです。また、2023年に当社が買収した、クリティカルパワー(注)事業を営むコンセントリック社(Concentric, LLC、本社:米国テキサス州)の継続的な拡大を通じ、データセンター向けのエンジニアリング・販売・サービスの提供を強化します。

当社データセンター&エネルギーマネジメント部長の五味 慎一郎は、次のように述べています。「当社グループは、2040年までにCO2排出量をゼロにすることを目指した『MISSION NET ZERO』を2021年10月に宣言しました。デジタルサービスやAI(人工知能)の急速な拡大に伴い、高機能なデータセンターおよび高性能なGPU(画像処理半導体)チップ向けの効率的な冷却システムの需要が大幅に増加しています。当社は、革新的なワンストップソリューションでこのニーズに応え、データセンターをより持続可能で環境に優しいインフラへと変革します。この地球の未来がより明るく緑豊かなものになるよう、皆様とともに取り組んでいきたいと思います」。

これらの取り組みを通じて、当社は、エネルギーを大きく消費するデータセンターの脱炭素化とエネルギー効率の向上を目指します。

三菱重工グループは、ワンストップソリューションを提供し、エネルギー供給と効率の両面からデータセンターの脱炭素化を促進することに尽力していくとともに、今後もこの持続可能な未来を実現するという重要な使命に取り組んでいきます。

  • クリティカルパワーとは、データセンター、病院、通信施設といった重要な施設や機器、システムなどを継続して稼働させるために必要な電力です。

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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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