Press Information

豪州化学大手オリカ(Orica)社と三菱重工、CO2排出削減に向けた協業へ
脱炭素化と水素・アンモニア事業開発の加速を狙い覚書(MOU)に調印

Print

◆ 豪州における水素・アンモニア事業をけん引するオリカ社を三菱重工の幅広い技術で支援
◆ 両社の補完・シナジー追求により既存産業の脱炭素化からアジア・パシフィック地域への輸出を目指す

三菱重工とオリカ社の協業チームメンバー

三菱重工とオリカ社の協業チームメンバー

三菱重工業とオリカ社は、脱炭素化、水素・アンモニアに関する事業開発に共同で取り組んでいくことで合意、このほど覚書(MOU:Memorandum of Understanding)に調印しました。豪州のニューカッスルやグラッドストンにオリカ社が保有する製造拠点の脱炭素化、および周辺地域での水素・アンモニア製造を目的とする事業開発や、発電・海運・工業・農業分野における水素・アンモニアの需要創出などを、三菱重工がテクノロジープロバイダーとして支援するものです。オリカ社が保有する施設と三菱重工の関連技術を合わせて補完効果およびシナジーを追求することにより、水素・アンモニアに関する事業開発を加速し、アジア・パシフィック地域におけるネットゼロ実現支援も視野に入れた取り組みを推進していきます。

オリカ社は、鉱山向け硝酸アンモニウム製造を中心とした化学大手で、豪州の水素・アンモニア事業などを通じ、ネットゼロ実現をけん引する企業です。ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州などの有望な水素ハブエリアに拠点を構え、クリーン燃料サプライチェーン創出の起点となる取り組みを進めています。三菱重工は、アンモニア焚きのガスタービンおよびボイラー、化学プラント、CO2回収装置、水素製造装置などエナジートランジションに必要な幅広い技術を保有し、高砂水素パークでの実証など先行プロジェクトを通じた知見に基づいて、プロジェクトの実現可能性を高め、オリカ社の取り組み加速を支援していきます。

MOU調印を受けて、三菱重工取締役副社長でエナジートランジション推進および成長分野拡大を担う加口 仁は次のように述べています。「豪州の産業における脱炭素化に向け低炭素燃料バリューチェーン開発のリーダーであるオリカ社と協調できることを、大変光栄に思います。当社の信頼性の高い技術を通じ、オリカ社の“Net Zero Ambition”に貢献していきたいと考えています」。

また、オリカ社で開発およびサステナビリティ部門の責任者を務めるアンドリュー・スチュワート(Andrew Stewart)氏は、次のように述べています。「持続可能な未来への明確なビジョンとコミットメントを持つ三菱重工と提携できることを、嬉しく思います。このコラボレーションは、お客様のESG目標(注)の達成を支援しながら、オリカの気候レジリエンスとさらなる成長を支援する機会を構築するための新たな一歩となるでしょう。三菱重工と協力し、お客様や当社のCO2排出削減に貢献できることを楽しみにしています」。

両社は本協業を弾みとしながら、豪州に加え同国の周りに広がるアジア・パシフィック地域における発電需要等に向けた水素・アンモニアのサプライチェーン構築を支援するとともに、カーボンニュートラル社会の早期実現に向けた先導役を目指して前進していきます。

  • ESGは、環境(Environment)、社会(Social)、および企業統治(Governance)という3つの観点で、企業が事業理念や事業リスクについて長期的なビジョンを立てて取り組むことが、成長や繁栄を築くうえで重要との考え方を意味しており、世界的に広まってきています。
コーラガン(Kooragang)島のオリカ社製造プラント

コーラガン(Kooragang)島のオリカ社製造プラント


Tags: 豪州,水素,アンモニア,カーボンニュートラル
mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: