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新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT」1セットを受注
三菱重工機械システム、沖縄タイムス社から「浦添印刷センター」向けに

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◆ 毎時最大印刷能力16万部で、高い印刷品質と70セットを超す受注実績などが評価を得る
◆ 輪転機はタブレットPCで調整操作可能、印刷支援AI「DIANA」も搭載

DIAMONDSPIRIT

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三菱重工グループの三菱重工機械システム株式会社(MHI-MS、社長:池田 直昭、本社:神戸市)は、沖縄県の株式会社沖縄タイムス社(本社:那覇市)から新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT(ダイヤモンドスピリット)」1セットを受注しました。浦添市にある同社の印刷拠点である「浦添印刷センター」に更新(能力増強)用として設置されるもので、2021年12月に稼働を開始する予定です。沖縄県には離島を含め複数の新聞社がありますが、県内の新聞社においてMHI-MS製の新聞輪転機が導入されるのは今回が初めてとなります。

「DIAMONDSPIRIT」は、1時間に最大16万部の新聞を印刷する能力があります。各印刷ユニットを個別に駆動・制御するシャフトレス駆動方式を採用しており、印刷準備時間を短縮できるほか、消費電力低減、損紙削減、低騒音化、刷版コストの半減化など、ランニングコストや運転環境面でさまざまな改善が期待できます。また、省人・省力化に大きく寄与する自動濃度調整装置「DIAMOND EYE Jr.+(ダイヤモンドアイジュニアプラス)」を搭載。MHI-MSの技術力を結集した最新鋭機です。

今回の機種選定では、高い印刷品質に加え、損紙低減に寄与する用紙の安定したテンションコントロール(張力制御)機能や、70セットを超えるこれまでの受注実績などが評価されました。また、同社と関係が深い九州地区の新聞社で同機種の採用が多いことも選定を後押ししました。さらに、自動濃度調整装置「DIAMOND EYE Jr.+」のほか、タブレットPCで輪転機の調整操作が可能である点や、印刷支援AI「DIANA(ダイアナ)」等、最新技術も搭載されている点は、今後の新聞発行に不可欠な輪転機であると判断される重要な要素となりました。

沖縄タイムス社は、1948年の創刊から70年以上続く地方新聞社で、那覇市中心部に本社を構え、隣接する浦添市に印刷センターを有しています。沖縄県内を中心に約15万部の日刊新聞(朝刊)を発行するとともに、文化事業や出版事業も手掛けています。

三菱重工機械システムは、今回の受注を弾みとして、お客様の多様なニーズに対応したきめ細かい提案を行い、新聞印刷現場における紙面品質や生産性の向上に引き続き貢献していきます。


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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