マッチングギフトにより形状記憶食器具を贈呈しました

三菱重工グループでは、毎年、三菱重工グループ労働組合連合会 本社・横浜地区本部が行う「ともしび募金」で集まった社員募金額に会社が同額を上乗せして寄付する「マッチングギフト」を行っています。本年度も形状記憶食器具(注)のスプーンとフォークを約800本購入し、関東・関西地方の54箇所の福祉施設に寄贈しました。

この食器具の柄の部分に使われている形状記憶ポリマーは当社が開発したもので、70℃以上のお湯に入れるとやわらかくなる性質を持っているため、握りやすい形に変形することができます。さまざまなハンディキャップにより、ひとりで食事をすることが困難な方々にとって既製品の食器具は使いにくく、この形状記憶食器具は大変重宝されています。

2月に寄贈先代表として訪問した横浜市南区の「南福祉ホーム むつみ」は、1日約40名の障がい者の方が利用しており、利用者・ボランティア・職員がそれぞれの個性を認め合いながら社会参加できることを目指しています。食器具についてお話を伺ったところ、利用者にも好評とのことです。「施設で独自に食器具を手配することは難しく、今回の寄贈は大変ありがたい」との感想をいただきました。

なお、永年にわたる当社の本取り組みが評価され、昨年12月に開催された東京都社会福祉大会において、東京都知事から感謝状をいただきました。

三菱重工グループは、これからもCSR行動指針に掲げる「地球との絆」「社会との絆」「次世代への架け橋」を反映した社会貢献活動に積極的に取り組んでいきます。

  • 株式会社 青芳(本社:新潟県燕市)様が販売する福祉用品ライン「ウィルアシスト」の製品
柄を自由に曲げられる食器
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「むつみ」利用者の方たちと
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大阪府社会福祉協議会では寄贈式を実施
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東京都社会福祉大会にて感謝状と記念品を受領
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