当社グループは、「人命尊重の精神に徹し、安全を何よりも優先すること」という“基本方針”と「グループ一体となって、グループ内の連携を図り、全員参加で、安全衛生水準の維持、改善に努める」「グループ会社は、安全衛生を事業運営上の最重要課題と位置づけ、安全衛生管理体制を確立し、責任と役割を明確にし、安全衛生活動に取り組む」「健康はすべての基本であることを認識し、健全な身体と快適な職場づくりに全員が工夫と努力を続ける」など6つの“行動指針”で構成される『三菱重工グループ安全衛生方針』を掲げており、従業員とともに事業活動に従事する関係下請負企業も対象としています。この方針のもと、全社で労働安全衛生マネジメントシステムを運用して、安全で快適な職場づくりを推進しています。2021年9月時点では、当社グループのうち2社(注)が労働安全衛生マネジメント認証規格である「ISO45001」を取得した事業場を保有しています。
労働安全衛生に関連する取り組みの計画内容や進捗については、責任者であるHR担当役員への定期的な報告・審議が行われるとともに、HR担当役員を座長とする中央生産委員会においても、安全衛生管理計画の協議および進捗フォローを定期的に行っています。また、拠点ごとの総括安全衛生管理者・従業員・労働組合で構成する事業所安全衛生委員会ならびに各部課における部課安全衛生委員会を毎月開催するとともに、定期的に労働組合との協議を実施しています。
死亡・重大災害等の労働安全衛生リスクについては危機管理情報として発生部門より経営層へ危機管理情報として速報するとともに、各ドメインの責任者より経営会議・取締役会等の場にて災害概要ならびに対策等について報告を行うこととしています。
また、死亡・重大災害等の安全衛生リスクが発露した場合、HR担当役員は発生部門へ詳細報告を行わせるとともに、当該事象で得られた知見のグループ内の全職場への周知・展開を指示、必要に応じて三菱重工グループ員への緊急メッセージを発信することで、労働安全衛生リスクの監督・管理を行っています。
- 従業員カバー率4.04%
-
労働(休業)災害度数率
(100万労働時間あたり)- 2020年度
- 0.35(連結)(注)
-
製造業平均
- 2020年度
- 1.21
- 三菱重工業(株)単独およびグループ会社44社(従業員カバー率71.3%)、100万延実労働時間あたり
休業災害度数率とは、100万延実労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、災害発生の頻度を表したもの。
休業1日以上の労働災害による死傷者数÷延実労働時間数×1,000,000
安全衛生基本方針
三菱重工グループ安全衛生方針
【基本方針】
『人命尊重』の精神に徹し、安全を何よりも優先する。
【行動指針】
- グループ一体となって、グループ内の連携を図り、全員参加で、安全衛生水準の維持・改善に努める。
- グループ各社は、安全衛生を事業運営上の最重要課題と位置付け、安全衛生管理体制を確立し、責任と役割を明確にし、安全衛生活動に取り組む。
- 安全衛生活動は、目標を設定し、実行・評価することで、継続的な改善を図り、労働災害・職業性疾病の未然防止に努める。
- 安全で安心な職場とするために、職場のリスクを明確にし、そのリスクの性質に応じた対策を実施することで、潜在リスクの最小化を図る。
- 一人ひとりが、関連法規、基本ルール及びその他の要求事項の遵守を徹底し、教育の受講を通じ、安全衛生に対する意識の高揚を図る。
- 健康はすべての基本であることを認識し、健全な身体と快適な職場づくりに全員が工夫と努力を続ける。
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