パフォーマンスデータ(2020年度実績)

製品責任

安全・品質に関するマネジメント

安全・品質に関する影響評価 当社は「三菱重工グループ グローバル行動基準」の中で、「製品とサービスの安全と品質」について、関連法令、社内基準、顧客仕様を遵守し、製品安全の確保に努めること、安全・品質に関する問題が見つかった場合、迅速かつ適切な対応をすることを掲げています。
当社グループの製品事業は多岐にわたるため、ISO9001等の公的規格をベースに顧客・市場ニーズに応じた品質マネジメントシステム(QMS)を事業または製品単位で個々に構築しており、国内90%、海外94%に該当する拠点において第三者認証も個別に取得しています。さらに、2013年4月からは、ものづくり革新推進部(現バリューチェーン革新部)にQMS推進グループを設置し、全社の技術・知見の横通しにより、グループ会社も含めた品質マネジメントの強化とグローバル化に対応した業務プロセスの改善を推進しています。
安全・品質に関する教育・啓発 当社グループは多岐にわたる製品を世界中に提供しており、これらの製品の「安全と品質」が最優先であることは言うまでもありません。製品安全に向けた取り組みとして、過去に起きた事故をもとにした「事故展示資料室」の設置をはじめ、製品事故防止のための「安全と品質」教育を実施しています。「事故展示資料室」は、建造中の大型客船の火災など当社グループが過去に起こした重大製品事故事例を紹介するもので、2010年4月に名古屋の研修センター内に開設しました。設計・調達・製造・アフターサービスなど当社グループの製品に携わるすべての社員が二度とこのような事故を起こさないことを心に誓う機会をもち、事故に学び、事故の教訓を各人の業務に活かすことを目的としています。2012年4月には、映像や実物展示を増やし、事故の悲惨さや事故現場の緊張感がよりリアルに伝わるようリニューアルしました。開設以来、約39,550名が見学しています。また、同じく2010年より、事故事例をもとにした「安全と品質」教育を階層別に実施しています。累計受講者数は約17,650名となりました。
今後も「安全と品質」の重要性を認識する機会を増やし、製品安全に向けた教育の充実を図っていきます。

放射線の安全管理

安全・品質に関する影響評価 当社グループにおいて原子力発電プラントや原子燃料の研究開発を手がけるニュークリア・デベロップメント(株)と原子燃料の製造を手がける三菱原子燃料(株)は、研究や燃料製造の過程で発生した放射性廃棄物を、廃棄物の放射能レベルや発生場所により分類し、適用法令に従って適切な保管・管理を行っています。また、法令遵守にとどまらず、放射性廃棄物の排出量を最小化するため、社内ルールを設けて厳密な管理を行っています。
さらに、当社では使用済み原子燃料を回収して再利用する「原子燃料サイクル」の確立に向け、再処理施設やMOX燃料工場の建設に取り組んでいます。今後もこうした取り組みを進め、放射性廃棄物の削減に貢献していきます。
ニュークリア・デベロップメント(株) 単位 2018 2019 2020
放射性廃棄物の保管能力
(固体廃棄物)

(200Lドラム缶)
3,293 3,293 3,293
放射性廃棄物の保管量
(固体廃棄物)

(200Lドラム缶)
2,506 2,539 2,555
放射性廃棄物の発生量
(固体廃棄物)

(200Lドラム缶)
107 33 16
放射線業務に従事する従業員の
被ばく量(平均値)(注1)
mSv/年 0.03 0.15 0.02
  • 1職業被ばくにおける線量限度は、国際放射線防護委員会(ICRP)2017勧告および国内関係法令において、実効線量で5年間につき100mSv、1年間につき50mSvと定められています。
三菱原子燃料(株) 単位 2018 2019 2020
放射性廃棄物の保管能力
(固体廃棄物)

(200Lドラム缶)
11,603 17,053 17,053
放射性廃棄物の保管量
(固体廃棄物)

(200Lドラム缶)
11,066 13,403 14,747
放射性廃棄物の発生量
(固体廃棄物)

(200Lドラム缶)
891 2,337 1,344
放射線業務に従事する従業員の
被ばく量(平均値)(注1)
mSv/年 0.09 0.00 0.01
  • 1職業被ばくにおける線量限度は、国際放射線防護委員会(ICRP)2017勧告および国内関係法令において、実効線量で5年間につき100mSv、1年間につき50mSvと定められています。