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新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT」を2セット受注
三菱重工印刷紙工機械、山形新聞社から新制作センター向けに

発行 第 5825号
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 三菱重工グループの三菱重工印刷紙工機械株式会社(社長:清水 雅巳、本社:広島県三原市)は、株式会社山形新聞社(本社:山形市)から新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT(ダイヤモンドスピリット)」を2セット受注しました。山形県天童市に建設予定の新制作センターに設置されるもので、2020年春の稼働を予定しています。

新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT」
 ダイヤモンドスピリットは、従来2頁周長だった版胴を1頁周長へ小径化することで、版胴に装着する刷版の使用量を半減させることができると同時に、省電力化や省スペース化を実現した省エネ型輪転機です。

 山形新聞社は1876年(明治9年)9月、3県統合により現在と同じ県域を持つ山形県が誕生した翌月の創刊で、昨年創刊140周年を迎えました。現在「山形新聞」(朝刊)を約20万部発行しています。同新聞社は1979年、多色刷りのオフセット輪転機を導入して国内で初めてカラー印刷新聞の連日発行に踏み切るなど、技術革新にも積極的に取り組んできました。新制作センターでは、最新の輪転機導入により紙面の品質をさらに高めていきます。

 今回の受注は、機種選定において40セットを超えるダイヤモンドスピリットの納入・稼働実績を通じて実証された安定した稼働状況、高い印刷品質、低いランニングコストに加え、冬場の結露対策をはじめとする個別条件に合わせた技術提案などが評価されたことによるものです。併せて、仙台市に設置しているサービス拠点を通じた三菱重工印刷紙工機械の安心サポート体制にも期待が寄せられています。

 三菱重工印刷紙工機械は、今回の受注を弾みとして、きめ細かい提案型営業に一層力を注ぎ、国内外の新聞用オフセット輪転機市場で多様な顧客ニーズを掘り起こし、新聞印刷現場における紙面品質や生産性の向上に貢献していきます。

Tags: 産業機械,アジア,I&Iドメイン
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三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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