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イタリアの天然ガス供給設備向けにCO2回収技術ライセンス契約を締結
三菱重工エンジニアリング、伊Eni社が推進するCCUS実証プロジェクト向け

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◆ 同プラントのターボコンプレッサ排ガスから、年間約2万5,000トンのCO2を回収するプロジェクト
◆ MHIENGは、CO2回収技術「KM CDR Process™」のライセンス供与と基本設計パッケージを担当

三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング株式会社(MHIENG、社長:寺沢 賢二、本社:横浜市西区)は、イタリア最大の総合エネルギー企業であるEni社(エニ、Eni S.p.A.)が推進するCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)実証プロジェクト向けに、CO2回収技術ライセンスの供与ならびに基本設計パッケージ(PDP:Process Design Package)の提供を行うことで合意しました。Eni社が保有する、伊北東部ラヴェンナ県(Ravenna)カサルボルセッティ(Casalborsetti)にある天然ガス供給設備のターボコンプレッサ排ガスから、年間約2万5,000トンのCO2を回収するプロジェクトであり、将来的なCCUSプロジェクトの拡大に向けた第一段階となります。

この実証プロジェクトにおいてMHIENGは、循環型社会の実現に向けた技術開発に意欲的な伊大手エンジニアリング会社のTecnimont社(テクニモント、Tecnimont S.p.A.)の傘下である伊NextChem社(ネクストケム、NextChem S.p.A.)を通じ、MHIENGが関西電力株式会社と共同開発したCO2回収技術「KM CDR Process™」のライセンスをEni社へ供与します。KM CDR Process™は、吸収液「KS-1™」を用いた化学吸収法による排ガスからのCO2回収技術として、世界各地の商用プラント計13基へ納入されており、これまでの運用実績から高い信頼性が確認されています。

MHIENGにとって同国へのCO2回収技術提供は初で、今回の受注は欧州におけるプレゼンスを高める上で非常に意義のあるものとなります。これを契機に、三菱重工グループの海外拠点であるMHI-EMEA(欧州・中東・アフリカ三菱重工業)と引き続き連携し、三菱重工グループ一体となってイタリアおよび欧州におけるエナジートランジションの推進、カーボンニュートラル社会の実現に向けたニーズに応えていきます。

三菱重工グループでは、エナジートランジションの事業強化に戦略的に取り組んでおり、CO2エコシステムの構築はその中の柱の一つです。CO2を回収して転換利用や貯留を行うCCUSは、カーボンニュートラル社会を実現するための有効な手段として注目されています。MHIENGは、高性能なCO2回収技術を国内外に広く普及させることを通じて、地球規模での温室効果ガス排出削減に貢献するとともに、地球環境保護に寄与する独自技術のさらなる開発に向けた取り組みを継続していきます。

MHIENGのCO2回収技術について

MHIENG(当時、三菱重工)は、1990年から関西電力と共同でCO2回収技術KM CDR Process™やAdvanced KM CDR Process™の開発に取り組んでいます。2022年4月現在、KM CDR Process™を用いたプラントを13基納入しており、現在、さらに3基建設中です。MHIENGは、この分野における世界のリーディングカンパニーです。 詳しくは以下のURLおよびYouTube動画をご覧ください。

製品情報:脱炭素(CO2回収プラント)

CCUS VALUE CHAIN

Tags: カーボンニュートラル,エナジートランジション,CCUS
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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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