アフターサービス

原子力発電所の定期検査の助勢

日本の原子力発電所は、約1年に1回運転を停止して原子炉の定期検査を行うことが法令によって義務付けられています。定期検査を確実に行うことで、原子力発電所の安全運転が保たれています。
三菱重工業株式会社および関連会社のMHI NUSEC株式会社は、定期検査時に原子力発電プラントの設備の分解、点検、修理などを実施し、電力会社の定期検査の助勢を行っています。

原子炉容器模擬設備 原子炉容器下部
原子炉容器模擬設備 原子炉容器下部
原子炉容器模擬設備 原子炉容器下部
原子炉容器模擬設備 原子炉容器下部

保全技術

プラント納入後もお客さまの立場に立って、設備、機器、装置、部品の一点一点を豊富な経験と確かな技術で見守り続けるとともに、あらゆる面からの改善を図り、原子力プラントの安全性、信頼性、経済性の向上に努めています。

保全技術

点検・検査技術

現在まで30数年にわたり、原子力発電所の主要な設備を中心に検査を実施してきており、その豊富な経験をもとに点検・検査技術および装置の開発・改良を進めています。 放射線下の作業となるため、作業者の被ばく低減を図るための遠隔操作が可能な高度なロボットの開発と適用、定期検査期間短縮を目指した検査の高速化と最新コンピュータ技術を駆使した高速データ処理の採用、さらに機器の健全性評価方法の向上のための、精度の高い検査技術の開発などあらゆる方面から高度な検査技術の追求を行っています。

インテリジェントECTシステム

インテリジェントECTシステムは、加圧水型軽水炉プラントの主要機器である蒸気発生器の伝熱管の探傷検査に用いるものです。従来の高速探傷検査と同じ検査速度(400mm/秒)で、より精度の高い探傷検査能力を実現しました。また、伝熱管の全数全長検査に対応する高度分析システムも開発し、大容量の検査データの高速かつ正確な分析も可能にしました。現在、国内の加圧水型軽水炉プラントの多くで採用されるとともに、米国や台湾の加圧水型軽水炉プラントでもその採用が広がりつつあります。

蒸気発生器 伝熱管検査システム
全自動高速探傷システム・インテリジェントETCブローブ

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