当社岩塚工場敷地の土壌・地下水調査について

三菱重工業株式会社
三菱重工業株式会社(本社:東京都港区)では、環境問題への積極的な取り組みを経営の最重要課題の一つと位置づけ、事業活動の全てにおいて環境負荷低減に努め、総合技術力を結集して環境保全技術や製品を開発・供給することを基本方針としております。
今般、当社岩塚工場(名古屋市中村区)において増築及び設備導入工事にあたり自主的に実施した土壌・地下水調査結果がまとまり、名古屋市に報告させていただきましたので、その概要につきお知らせいたします。
今後、名古屋市のご指導を仰ぎながら対策を講じてまいります。

1.調査目的

本調査は、名古屋市の「市民の健康と安全を確保する環境の保全に関する条例」(平成15年3月25日公布名古屋市条例第15号)に基づく土地改変には該当しない小規模工事ですが、掘削土壌処分のため取扱い履歴のある特定有害物質(第1種及び第2種特定有害物質)について土壌汚染の有無を把握することを目的として自主的に実施したものです。

2.調査対象地

名称 三菱重工業株式会社 岩塚工場内
所在地 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地
現状 工場(準工業地域)
面積
  • 1工場設備基礎工事:123平方メートル (調査範囲 11.3平方メートル)
  • 7工場増築工事:450平方メートル (調査範囲 1,200平方メートル)
調査期間
  • 平成20年5月13日~平成20年7月15日
  • 平成20年6月7日~平成20年7月15日

3.土壌・地下水調査結果(詳細は別添参照)

  • 1工場設備基礎工事エリアで、土壌溶出量基準の1.2倍にあたる「ふっ素」が検出されました。また、地下水調査でも、環境基準の2.9倍にあたる「ふっ素」が検出されました。
  • 7工場増築工事エリアで、「ふっ素」が土壌溶出量基準の1.5倍、「鉛」が土壌溶出量基準の4.3倍及び含有量基準の1.9倍検出されました。なお、地下水調査では、環境基準以下です。
  • 揮発性有機化合物の土壌・地下水調査では、2工事エリアとも環境基準以下です。

4.汚染の対策

別途対策計画書を名古屋市に提出の上、汚染土壌を掘削し、場外で適切に処分します。
また、汚染地下水は揚水処理及び水質モニタリングを実施します。

5.その他

現状は、アスファルト舗装やコンクリート面で覆われており、雨水による浸透拡散の恐れはなく、地下水を飲用しなければ人体への影響はありません。
また、すでに判明している揮発性有機化合物の土壌・地下水については、引き続き、揚水・ばっき等汚染拡散防止をしています。

本件に関する問い合わせ先

三菱重工業株式会社 岩塚管理グループ
電話番号:052-412-1114