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工場向けエネルギーソリューションENERGY CLOUD Factory®の提供を開始
エネルギーの有効利用と三菱重工グループのモノ創りノウハウをパッケージ化

三菱重工業株式会社
三菱日立パワーシステムズ株式会社
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◆ 三菱重工グループの総合力を強みとした工場向けエネルギーソリューション
◆ 工場のパフォーマンスを独自のKPI(重要業績評価指標)にもとづき評価
◆ AI技術で将来の工場パフォーマンスを予測し、予防保全や操業最適化など工場管理を高度化

三菱重工業は、独自のAI・IoT技術(注)を活用した工場向けエネルギーソリューション「ENERGY CLOUD Factory®(エナジークラウドファクトリー)」の提供を開始し、先行して実証向けに導入した三菱重工航空エンジン株式会社の本社工場(愛知県小牧市)で得られた成果を反映させ、このほど三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の高砂工場(兵庫県高砂市)への展開を開始しました。

ENERGY CLOUD Factory®は、三菱重工業が提供する総合的なエネルギーソリューションサービスであるENERGY CLOUD® Service (エナジークラウドサービス) の工場向けパッケージです。その特徴は、独自開発した設備稼働データ取集システム「Netmation eFinder®(ネットメーションイーファインダー)」で取得したデータにもとづき、生産設備の稼働率やエネルギー消費量を見える化するとともに、生産プロセスにおける生産性とエネルギー消費の指標を融合させた独自の新たなKPI (Key Performance Indicator:重要業績評価指標) として設定した「ENERGY CLOUD® Score (エナジークラウドスコア)」により工場の総合的なパフォーマンス評価を可能にすることです。さらに、独自のAI技術により将来の工場パフォーマンスを予測し、予防保全や操業最適化など工場管理の高度化にもつなげることが期待できます。

一方で、MHPS高砂工場では、1997年に完成したガスタービン複合サイクル発電プラント実証設備(通称:T地点) での実証試験、1999年に完成した遠隔監視センターでの発電設備のモニタリングなど、長年にわたる経験と実績に裏打ちされた最先端のデジタライゼーションを実現しています。これらとENERGY CLOUD Factory® を組み合わせ、例えば発電設備の設計・製造から発電設備の運用まで一貫した低コスト化や省エネ化が達成可能な最先端の工場を目指します。

三菱重工グループは、MHPS高砂工場に代表される大型受注品工場をはじめ、ロケット、航空機から各種プラント、家庭用エアコンやターボチャージャなどの量産品まで多様な生産品とそれに伴う幅広い工場運営のノウハウを蓄積しています。三菱重工業は、これらの知見と総合力を強みとして、三菱重工グループならではのAI・IoT技術を活用した工場向けエネルギーソリューションを提供し、引き続きエネルギーに関する様々な課題の解決に取り組んでいきます。

  • AI :Artificial Intelligence(人工知能)、IoT:Internet of Things(モノのインターネット)。

ENERGY CLOUD® は、三菱重工業株式会社の日本およびその他の国における登録商標です。
ENERGY CLOUD Factory® は、三菱重工業株式会社の日本における登録商標です。
Netmation eFinder® は、三菱日立パワーシステムズ株式会社の日本における登録商標です。

ENERGY CLOUD Factory®を導入したMHPS高砂工場(イメージ)
ENERGY CLOUD Factory®を導入したMHPS高砂工場(イメージ)

Tags: パワードメイン,火力
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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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