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2024年 社長 年頭挨拶(要旨)

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三菱重工業株式会社 社長(泉澤 清次)年頭挨拶の要旨について、下記のとおりお知らせいたします。

【三菱重工グループの真価が問われた2023年】

  • 経済や国際情勢の混乱、戦後の価値観や資本主義体制の揺らぎなど、2023年は予測しがたい1年でした。
  • 一方、脱炭素社会の構築と経済発展とを両立した、地球環境問題への現実的な取り組みが動き始めた年でもありました。
  • 収益力の回復・強化に取り組んだ結果、三菱重工グループは2023年度上期に受注・売上・事業利益とも過去最高を更新しました。

【利益と事業の拡大を図る2024事業計画】

  • 今年スタートする2024事業計画では、「利益」と「事業規模」を両立しながら拡大するステージへ移行します。
  • 社会情勢や中長期のメガトレンドをにらみ、「脱炭素」「省エネ/省人化/自律化」「新たな国家安全保障への貢献」を重点分野とします。地域・顧客の課題解決に向けたリアリティーのあるソリューションを提供し、競合他社に伍する利益と事業の拡大を図っていきます。
  • ものづくりを起点として、バリューチェーンの上流・下流に仕事の幅を広げ、社会の変革を実現するエコシステムの結節点(ハブ)となることを目指します。

【2024事業計画実現のために】

  • 「マーケットを深く知ろう」
    VUCAの時代(注)と呼ばれる現代では、複雑な課題に対するお客様自身のニーズが明確でない場合もあります。潜在的な要求も掘り起こし、技術や製品でソリューションを提供することが大切です。
  • 「コングロマリットとしての提供価値を最大化しよう」
    私たちは、さまざまな製品事業の組み合わせによってこれまでにないソリューションを提供できます。エナジー分野でのガスタービンとCO2回収の組み合わせや、物流システムでの搬送とピッキング・入出庫管理を結びつけた自律的な物流倉庫など、その可能性は無限大です。柔軟な発想で総合力を発揮していくことが求められます。
    また、ものをつくって納めるこれまでの事業形態を超えて、上流と下流を結びつける・バリューチェーンを構築するといった領域に対してもアプローチする必要があります。
  • VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取ったもので、未来予想が難しく不確実性の高い時代特性を指します。

Tags: 社長,年頭挨拶
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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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