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光触媒を用いた水素技術スタートアップの米国シジジー・プラズモニクス社に出資

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◆ 従来の燃焼“熱”に代わって“光”を利用した水素製造およびCO2利用を促進し、化学プロセスの脱炭素を推進
◆ 化学工業プロセスのコストとCO2排出量を削減、回収後CO2とメタンからの持続可能燃料生成にも可能性

商業サイズの光触媒反応器“ライジェル”(テキサス州ペアランドのシジジー社で試験中)

商業サイズの光触媒反応器“ライジェル”(テキサス州ペアランドのシジジー社で試験中)

三菱重工業はこのほど、米国統括拠点である米国三菱重工業(MHIA:Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.)を通じ、光触媒技術を活用した水素製造・CO2利用技術を開発する米国のスタートアップ企業であるシジジー・プラズモニクス社(Syzygy Plasmonics、本社:テキサス州ヒューストン)に出資しました。

シジジー・プラズモニクス社は、同じくテキサス州ヒューストンにあるライス大学で開発された、光触媒を利用して水素製造などのさまざまな化学反応を電化する世界最先端の革新的技術を商用化するべく、2018年に設立されました。化学工業プロセスを電化し、よりクリーンで安全な世界を実現するため、従来の燃焼“熱”に代わり“光”を利用した反応器を開発しています。

この反応器を再生可能エネルギーによって運転することで、アンモニアからのCO2フリー水素の製造や、CO2排出量の少ない水素をメタンから製造することなどを可能とし、化学工業プロセスのコストとCO2排出量の両方を削減できる可能性を有しています。また、回収したCO2とメタンから合成ガスを製造し、持続可能燃料やメタノールに変換することもできます。

燃焼熱反応器と光触媒反応器の比較

燃焼熱反応器と光触媒反応器の比較

三菱重工グループは、革新的技術を有するさまざまなパートナーへの資本参加や協業を行いながら、脱炭素社会実現に貢献する水素エコシステム、CO2エコシステム構築に取り組んでいます。今回の出資を通じ、それら各エコシステムの多様化につながる将来の革新的代替技術の1つとしてシジジー・プラズモニクス社の取り組みを支援し、当社グループが戦略的に取り組むエナジートランジション事業の強化につなげていきます。

シジジー・プラズモニクス社について
シジジー・プラズモニクス社は、工業化学プロセスにエネルギー光触媒反応技術の実用化を目指して、触媒と反応器を開発しています。適用先はパートナーとともに徐々に拡大し、光触媒プラットフォームの構築を通じて、クリーンで安全な社会の実現を目指しています。詳しくは、https://plasmonics.tech/をご覧ください。


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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