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カーボンリサイクル燃料「エレクトロフューエル」の日本市場への展開を検討
米インフィニウム社と協働し、日本国内の脱炭素ソリューションを加速

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◆ 2021年1月の同社への出資以降、共同で市場展開などに関する検討を実施しMOUを締結
◆ 輸送時のCO2排出量を直接削減できるエレクトロフューエルは、脱炭素戦略の新たな手段として追加可能

エレクトロフューエル
インフィニウム社

三菱重工業は、CO2および再生可能エネルギーから生成可能なカーボンリサイクル燃料「エレクトロフューエル(Electrofuels™)」の日本市場への展開について、同燃料への先進的な取り組みを実施しているインフィニウム社(Infinium、本社:米国カリフォルニア州)と共同で検討していくこととし、このほど覚書(MOU)を締結しました。同社が持つエレクトロフューエル製造技術と当社グループのCO2回収技術やバリューチェーンソリューションを組み合わせることで、日本国内の脱炭素ソリューションを加速します。

当社は、米国統括拠点である米国三菱重工業(MHIA:Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.)を通じ、2021年1月にインフィニウム社への出資を行って以降、共同でソリューションの商用化や市場展開に関する検討を行っており、今回のMOU締結もその一環です。インフィニウム社によるとエレクトロフューエルは、同社が特許を保有する触媒技術と再生可能エネルギーを使用し、回収したCO2とグリーン水素を合成ガスに転換することでつくられます。これにより、従来の化石燃料と比較してCO2排出量を最大97%削減可能となり、クリーン液体燃料として既存設備に利用することで輸送時におけるCO2排出量を直接削減できるため、輸送のEV化、CO2回収・カーボンオフセット(排出権取引)などといった既存の脱炭素戦略に追加される新たな手段となることが期待されています。

日本政府は、温室効果ガスを2030年度までに2013年度比で46%削減し、2050年にはカーボンニュートラルを達成することを目指しています。これに伴い、カーボンリサイクル燃料およびCO2分離・回収はグリーン成長戦略の一つのカテゴリーとして注目されています。日本市場においても、気候変動への取り組みやESG(環境・社会・ガバナンス)への投資などといった新たなビジネスの潮流により低炭素な輸送手段が望まれており、特にEV化が難しいとされる長距離輸送、航空輸送、海上輸送分野においては、カーボンリサイクル燃料の活用が脱炭素戦略として期待されています。

三菱重工グループは、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを行っており、CO2エコシステムの構築はその中の柱の一つです。今回のMOU締結を通じて、当社グループが構築を目指すCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)バリューチェーンならびにCO2流通を可視化するデジタルプラットフォーム「CO2NNEX™」 (注)と、インフィニウム社のCO2利用技術を組み合わせ、日本国内におけるカーボンニュートラル社会の実現を検討していきます。

インフィニウム社について

カリフォルニアに拠点を置くインフィニウム社は、既存のインフラを活用して大規模な輸送を脱炭素化できる、市場に対応可能な再生可能エネルギーベースのエレクトロフューエルソリューションを提供しています。インフィニウム社のエレクトロフューエルは、既存の液体燃料に代わるカーボンリサイクル燃料で、直ちに航空機、船舶、トラックに使用できます。詳細については、https://infiniumco.com/technology/をご参照ください。


Tags: インフィニウム,エナジートランジション,カーボンニュートラル
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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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