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三菱重工グループ、欧州の自動車認証分野で実績豊富なApplus+ IDIADA社と
高度自動運転車両の試験・検証システムを共同開発

三菱重工業株式会社
三菱重工機械システム株式会社
三菱重工冷熱株式会社
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◆ 世界標準の自動運転試験システムを開発し、自動車OEMやセンサーメーカーを支援
◆ グループ3社とApplus+ IDIADA社の技術・知見を統合し、再現性のある実環境試験と仮想環境試験とのシームレスな連携を実現

三菱重工グループ3社は、スペインに本社を置く多国籍企業で、自動車産業のエンジニアリング、試験、認証を実施しているApplus+ IDIADA社(以下、IDIADA社)と、高度自動運転車両の試験・検証システムの共同開発を進めることに合意しました。IDIADA社は、欧州における自動車メーカーの車両の開発・試験・認証に関する長年の実績を持ち、国際規格制定においても貢献しています。

自動運転システムは、世界的に精力的な開発が進み、今後飛躍的な能力向上と普及が見込まれていますが、その安全・安心を保証するためには、自動運転車両が直面する多様な自然環境下においてセンサーやシステムが正常に機能することを検証する必要があり、今後、全天候型環境試験に対するニーズが高まることが見込まれます。これを受け、三菱重工グループ3社は、任意の自然環境(雪、霧、雨、光など)と走行状況の組み合わせを自由に生成して自動運転システムを高精度に試験できる屋内型の統合環境試験装置と、仮想環境下における網羅的検証が可能なシステムをIDIADA社と共同で開発します。これにより、自動車OEMやセンサーメーカーによる自動運転システム開発期間の短縮および開発費用の低減に寄与することを目指します。

今回の統合環境試験装置の開発にあたっては、三菱重工が有するレーダ波反射・散乱制御技術、三菱重工冷熱が有する空調・冷凍機の環境試験技術、三菱重工機械システムが有する自動車用試験装置に関するシステムインテグレーション技術など、三菱重工グループ3社の技術を結集します。

三菱重工グループは、2021事業計画の成長戦略の一環として、「モビリティ等の新領域」におけるソリューションビジネスの開拓に取り組んでおり、本プロジェクトは「CASE化(注)を支えるインフラ」をテーマとするさまざまな取り組みの1つに相当します。今後、IDIADA社との協力体制のもと、世界標準の自動運転車両試験・検証システムを確立することにより、安全かつ安心な自動運転システムの社会実装に貢献していきます。

  • Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)の頭文字をとった造語で、安全で利便性の高い次世代型モビリティ・サービスを構築するための自動車産業界における技術トレンドのことです。
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Applus+ IDIADA社について
Applus+ IDIADA 社は25年以上の歴史を持ち、世界中の自動車業界にエンジニアリング、試験、認証サービスを提供する大手エンジニアリング企業です。25カ国以上、2,500人以上の自動車開発専門エンジニアを擁しています。本部はスペインのバルセロナ近郊にあり、360haの技術センターや試験場、そして研究所を有しています。24か国に国際ネットワークを持ち、顧客へ迅速かつカスタマイズされたサービスを提供しています。

IDIADA. Automotive Technology社(Applus +が80%、カタルーニャ政府が20%を所有)は、1999年以来、バルセロナ近郊の351haの技術センター用地(カタルーニャ政府が所有)の独占契約に基づいて運営されています。この独占契約は2024年9月まで有効で、2049年まで5年間ごとの更新が可能でしたが、このたび新規の20年間または25年間の使用についての入札が決定されています。


Tags: モビリティの電化・知能化,CASE