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海外市場向けビル用マルチエアコンの商品ラインアップをフルモデルチェンジ
三菱重工サーマルシステムズ、欧州向けに量産開始

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◆ 外形寸法はそのままにデザイン一新、市場ニーズに応じてさらなる高効率化などを実現

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ビル用マルチエアコン「KXZ2」

三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:楠本 馨、本社:東京都千代田区)は、海外市場向けビル用マルチエアコン「KXZシリーズ」の商品ラインアップ計17機種をフルモデルチェンジし、欧州向けに量産を開始しました。今後、アジア・豪州・中南米向けにも順次展開していきます。外形寸法はそのままにデザインを一新したほか、市場ニーズに応じた室外機の組合せ自由度拡大などを行うことで、さらなる高効率化と運転制御の多様化、より高い省エネ性を実現しました。

今回の新モデルは、スラスト(軸受)プレートを採用した新開発のコンプレッサー(注1)による入力低減を実現。また、室内ユニット間および室内ユニットと室外ユニット間の高低差に対応可能な範囲を拡大(注2)したことで、複数階にまたがって室内機が設置されることの多い高層ビルなど高低差の大きい条件での冷媒系統の集約を可能とし、導入時の初期費用低減に貢献します。さらに室外機からの排気性能も50Pa(注3)から85Paに向上。排気ダクトへの適用力を強化して据付場所の自由度が増したことで、都市部の狭所などへの設置を可能としました。

一方、従来モデル同様、圧縮機スクロール構造へのマルチポート機構採用による電力損失の抑制、室内温度をチェックしながら圧縮機の運転回転数を最適制御する節電機能の搭載、デマンド(電力需要)制御機能の2段階から3段階への増加などといった仕組みにより、特に中間性能領域で高い省エネ効果を実現しています。10~20馬力の室外機を3台まで組み合わせることにより最大60馬力まで対応可能であり、輸出仕様は10~60馬力の構成です。

三菱重工サーマルシステムズは、海外市場向けのパッケージエアコンやビル空調システムで省エネ性や操作性に優れた製品の開発に積極的に取り組むことで、引き続き空調機器事業の拡大を図っていきます。

  • 110、12、18、20馬力モデルには、モーター巻線部の損失を低減する集中巻きモーターを搭載しています。
  • 2室内~室内ユニット間では従来機の18mから30mへ、室内~室外ユニット間では従来機の70mから90m(室外ユニット上方設置の場合)へ、それぞれ高低差制限を拡大しました。
  • 3圧力・応力の国際単位で、1Paは1m2あたり1N(ニュートン)の力が作用することを表します。

Tags: マルチエアコン