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ドバイの総合水事業会社への資本参画について

三菱重工業株式会社
三菱商事株式会社
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 三菱重工業株式会社(以下、「三菱重工」)と三菱商事株式会社(以下、「三菱商事」)は、株式会社国際協力銀行(以下、「JBIC」)とともに、ドバイを拠点とする総合水事業会社であるMetito Holdings Ltd.(以下、「Metito」)と既存株主との間で、Metitoの株式の一部取得に係る株主間契約を締結しました。これにより、三菱重工と三菱商事は共同でMetitoの事業に参画し、今後大きな成長が見込まれる中東/アフリカ/アジア地域において積極的に水事業を展開していきます。

 具体的には、今後、三菱重工と三菱商事が共同で、Metitoの普通株式38.4%を既存株主であるGulf Capitalなどから取得。また、JBICは、わが国企業の海外展開を支援する目的で創設された「海外展開支援出資ファシリティ」の一環として、Metitoの種類株式引受による出資を行います。

 Metitoは、中東/アフリカ/アジア地域において、上下水/排水処理施設、海水淡水化施設などの設計・調達・建設から保有・運営までを幅広く手掛けており、1958年の創業以来、このような水インフラを3,000件以上納入した実績を持っています。特に海水淡水化施設の据付数は世界5位※の実績を有するほか、U.A.E./エジプト/中国など複数地域において水インフラ施設の保有・運営事業を展開しており、現地のニーズに応じて適切な水処理を提供するエンジニアリング能力や運営ノウハウを保有しています。

 三菱重工は、海外での大型海水淡水化プラントの実績や、この分野の高い技術力を保有しています。また、三菱商事はこれまで、日本国内、豪州、フィリピン、チリにおける水事業会社に資本参画し、国内外での水事業のノウハウを蓄積してきています。両社はこれらのノウハウを活用すると共に、JBICによる支援を受けながら、更にグローバルな水事業の展開を加速して参ります。

 三菱重工と三菱商事は、今回の取組みを通じて、中東/アフリカ/アジア地域における水不足や水インフラ整備の遅れなどの解消に向け、地域に適切な水ソリューションを提供して、人々の生活環境向上と地域環境の保全を実現していきます。

※出典:International Desalination Association (IDA)

【三菱重工業株式会社】
(1)本社所在地: 東京都港区港南二丁目16番5号
(2)設立: 1950 年1月
(3)資本金: 2,656億円(2014年3月末時点、連結)
(4)従業員数: 80,583人(2014年3月末時点、連結)
(5)代表者: 取締役社長 CEO 宮永 俊一

【三菱商事株式会社】
(1)本社所在地: 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号
(2)設立: 1950 年4 月
(3)資本金: 2,044 億円(2014年3月末時点)
(4)従業員数: 68,383人(2014年3月末時点、連結)
(5)代表者: 代表取締役社長 小林 健

【株式会社 国際協力銀行】
(1)本社所在地: 東京都千代田区大手町一丁目4番1号
(2)設立: 2012年4月(前身の日本輸出入銀行は1950年設立)
(3)資本金: 1兆3,600億円 (2014年3月末時点、日本政府100%出資)
(4)従業員数: 531人(平成26年度予算定員)
(5)代表者: 総裁 渡辺 博史

【Metito Holdings Ltd.】
(1)本社所在地: アラブ首長国連邦 ドバイ
(2)設立: 1958年
(3)従業員数: 2,265人(2014年3月末)
(4)代表者:Mutaz Ghandour CEO


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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