Press Information

エンジニアリングと制御システムの新会社2社を設立
長崎、高砂、横浜の各地域グループ会社を統合

発行 第 5171号
Print

 三菱重工業は4月1日付で、長崎、高砂、横浜でエンジニアリングと制御システムを担当する地域単位のグループ会社を統合し、全国規模で事業を展開する新会社2社を設立する。エンジニアリング専業の「MHIプラントエンジニアリング株式会社」と制御専業の「株式会社MHIコントロールシステムズ」で、ともに当社の関連事業本部とグループ会社との連携を強化し、当社グループのエンジニアリング力の強化と製品競争力の向上を実現していくのが狙い。

 MHIプラントエンジニアリング(株)は、長菱設計株式会社(長崎)、高菱エンジニアリング株式会社(高砂)および菱日エンジニアリング株式会社(横浜)の3社※、および三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、横浜)のエンジニアリング統括本部の一部を統合して発足。当社エンジニアリング本部と原動機、船舶・海洋、機械・鉄構、航空・宇宙各事業本部の事業・製品に関するエンジニアリング支援を広く手掛ける。また、産業用原動機事業の一部取りまとめを所管するとともに、今後成長が期待されるエネルギー・環境ソリューションビジネス関連の設計実務も担っていく。
 資本金は当社100%出資の10億円。発足時の従業員数は約1,600人で、初代社長には石川雅雄 エンジニアリング本部技師長が就任する。

 (株)MHIコントロールシステムズは、長菱制御システム株式会社(長崎)、株式会社エム・ディ・エス(横浜)の2社を統合し、さらに高菱エンジニアリング(株)と菱日エンジニアリング(株)の制御システム部門も合流して発足。原動機分野を中心とする制御システムの設計・製作・現地調整からアフターサービスまでを手掛ける。また、当社が販売する原動機プラントの制御装置供給にとどまらず、技術力と豊富な実績を生かし、より広い分野で制御システムの販売を強化していく。
 資本金は当社100%出資の6,000万円。発足時の従業員数は約400人で、初代社長には平田大作(株)リョーイン常務取締役執行役員が就任する。

 両社とも、本社を横浜市中区(当社横浜製作所本牧工場内)に置き、さらに、長崎、高砂、横浜の3拠点を設置して、当社のエンジニアリングおよび原動機関連の事業本部拠点を全国規模でカバーする。また、海外のパートナー企業との連携も強化していく。

 今回のグループ会社の統合は、当社の新たな事業運営体制に対応するもの。当社は2011年4月に、これまで事業本部制と事業所制の2本立てで行ってきた組織運営を改め、事業本部制に一本化するとともに、本年1月には、全社のEPC(設計・調達・建設)事業を集約した新組織、エンジニアリング本部を設立している。これらの組織変革に合わせ、長年にわたり当社事業所を支援してきたグループ会社を統合し、これまで培ってきた技術力を結集することで、グローバルな事業展開を支えるに相応しい新たな事業支援体制を整備することが必要となっていた。

 当社と新会社2社は密接に連携し、当社グループの事業基盤の強化と事業拡大をはかっていく。

 ※ ただし、高菱エンジニアリング(株)、菱日エンジニアリング(株)両社の制御システム部門は除く。

mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: