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航空自衛隊の救難救助機UH-60Jの後継機に選定
当社提案の「UH-60J(近代化)」

発行 第 4996号
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 三菱重工業が、航空自衛隊において現在運用されているUH-60J救難ヘリコプターの後継機として提案した「UH-60J(近代化)」が、このほど、防衛省により「次期救難救助機」として選定された。

 今回選定されたUH-60J(近代化)は、米国シコルスキー・エアクラフト社とのライセンス契約に基づいて当社が生産しているUH-60Jの最新形態を母機として、アビオニクス(航空電子機器)を統合したグラス・コックピット化などの近代化をはかった高性能救難救助機。

 次期救難救助機としてUH-60J(近代化)が選定されたことにより、各種事態発生時における捜索救難活動への実効的な対処や、周辺海域における航空救難任務などへの一層の活躍が期待される。

 H-60ヘリコプター・シリーズは、米国をはじめ世界各国ですでに2,000機以上が運用され、年間100機以上の生産が続いている中型ヘリコプターのスタンダード機。わが国でも陸・海・空自衛隊において哨戒、監視、救難、輸送、災害派遣支援など、様々な用途に使用されており、その優れた性能と高い信頼性から本年9月末までの当社受注累計は231機に達している。

 当社は今後も、この分野での長きにわたる製造・運用支援で得られた貴重な技術・ノウハウを活かし、更なる信頼性向上と品質確保に努めるとともに、きめ細かな技術改善提案や能力向上提案を通じて、陸・海・空3自衛隊の期待に一層応えることができるよう全力を傾注していく。

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