東京都下水道局 葛西処理場
[ 大気汚染防止 ]

本工事は、東京都葛西処理場殿向け100メートル煙突塗装塗替工事を実施したものですが、航空法改正(注)に伴って塗装色の制限がなくなったことで、周囲の景観に同調した塗装色にて塗替工事を行いました。

塗装色の決定にあたっては、地元小学生からアイデアを募集し、CG(カラーグラフイック)による景観評価を検討した後に決定されました。又、工事完成後には小学生のデザイン画及び手紙をタイムカプセルに入れ、煙突基部に埋設しています。

  • 航空法改正骨子
    煙突などの高層建造物に関する航空障害灯及び昼間障害標識の設置基準は、その高さが150メートル未満である場合、『昼間は昼間障害灯(赤・白塗装)、夜間は航空障害灯(赤色灯)』という2種類のシステムでの運用が義務付けられていましたが、航空法改正に伴って従来のシステムに加え閃光タイプで昼間と夜間が共用できる全日式の『中光度白色障害灯』なる新しいシステムの運用が認められることになった。
    よって、航空障害灯(赤色式)システムを白色障害灯(閃光式)に取替えれば、昼間障害標識(赤・白塗装)適用の必要が無くなり、美観塗装が可能となる。
客先
東京都下水道局殿
工事名称
葛西処理場汚泥焼却炉煙突改良工事
完成年月日
2001年(平成13年)12月20日

諸元

煙突形式 三脚集合型鋼製煙突
煙突高さ GL+100m
筒身径 φ1.65m×3筒

ギャラリー

塗装前
塗装後

三菱重工グループの実績