東京電力株式会社 富津火力発電所
[ 大気汚染防止 ]

客先
東京電力株式会社殿
完成年月日
2000年(平成12年)5月31日

諸元

煙突形式 ウインドシールドラーメンタイプ
(4脚7筒多脚型)集合煙突
(外装パネル付き、中央EVS付)
煙突高さ 150m
煙突径 外置筒 7,200パイ×4本
外置筒内内筒 5,270φ×2本(3-1、3-4軸)
外置筒内内筒 5,530φ×2本(4-1、4-3軸)
内置筒5,270φ×2本(3-2、3-3軸)
内置筒5,530φ×1本(4-2軸)
繋ぎ梁段数 6段
内筒材料 新耐食低合金鋼WELACC5使用(東電/千葉・品川で適用済)
外装板 亜鉛メッキ鋼板+両面フッ素樹脂ラミネート鋼板
付帯設備 6人乗りワイヤーロープ式EV(最上停止階6G)中低光度航空障害灯、各段ステージ、 頂部ルーバー(GL+135m~150m)、弾塑性ダンパー(アンボンドブレース)
工事工法 超大型タワークレーン工法

弾塑性ダンパー(アンボンドブレース)概略

設置目的

巨大地震が起った際にこの部材のみを降伏させエネルギーを吸収し、その他の部材を安全に保つことを目的として設置する。

部材概要

この部材は芯となるプレートを鋼管とコンクリートによって拘束することにより、座屈させないようにしたブレーズである。またコンクリートとプレートとの間に特殊な暖衝材(アンボンド材)を使用し、鋼管とコンクリートに軸力が加わらない様になっており引張、圧縮の両方の力に対して同性状の安定した履歴特性を持つ耐震部材として利用が出来るものである。

設置場所

1G~6G繋ぎ梁中央部(6段)(下図参照)

ギャラリー

三菱重工グループの実績