風力発電設備に関する訴訟に係る一部報道について

三菱重工業株式会社
風力発電設備に関する訴訟について一部報道がありましたが,当社見解を以下のとおり,お知らせいたします。

当社原動機事業の米国拠点であるMPSA社(注①)(Mitsubishi Power Systems Americas, Inc.)は,2007年度~2008年度に,Babcock & Brown Infrastructure Group US LLC(以下,B&B社)から2.4MW風力発電設備合計574基を受注し,2008年度にB&B社へ118基(注②)納入いたしました(既納入分の代金については全額回収済)が,2009年度以降納入予定の456基分について,納入前にB&B社による契約不履行が発生したため,MPSA社は関連の契約を解約いたしました。更にMPSA社は,2009年4月9日,米国デラウェア州裁判所において,B&B社及び同社親会社等計5社を相手取り,上記解約に伴うキャンセル料等の支払い及びMPSA社の債権保全のため,上記5社間の資産移転の取消し等を求め,訴訟を提起いたしました。
なお,本件による平成21年3月期の売上及び損益(連結,単体とも)への影響はありません。

 

(注)
①当社米国法人の米国三菱重工業株式会社(Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.)の100%子会社
②118基については2007年5月30日ニュースリリース済

 備考
(案件概要)
客先:Babcock & Brown Infrustructure Group US LLC
当社契約窓口:MPSA社(Mitsubishi Power Systems Americas, Inc.)
受注機数:574基(2007年度~2008年度受注分)
受注機種:MWT95/2.4(ロータ径95m,出力2.4MW)